《第16号》「患者懇親会」は解散。「担ガン者ジャーナリズト倶楽部」を強化

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僕は、10年近く、「スローヘルス研究会」という

患者や家族、そして心ある医師やジャーナリストが集まる

ちょっとユニークな患者懇親会を主宰してきたことは、

なんども、このコラムで書いてきました。

別に、厳しい会則もなく、会費も無用。

ただ皆で集まって、マクロビオティックや薬膳といった

体質改善の料理に舌鼓を打ちながら

お互いに「元気のエネルギーを高めよう」という、

自由気ままな懇親会・食事会です。

別に、僕は、医師や治療師、患者相談者のように

医療を生業(なりわい)としている者ではありません。

幸運にも延命を掴んだ、一患者にすぎません。

しかし、さいきんは、時代の変わり目でしょう。

メディアコーディネートなどの本来の仕事が忙しくなり、

ガンの「奉仕活動や無償執筆」だけにかまけていられなくなりました。

おまけに、70歳を迎え、体力が落ちて来たこと。

とくに、ガンの他に、もう1つしつこい持病である、

「椎間板ヘルニア」が、この冬から、芳しくなく、

精密検査では、とうとう「頸椎ヘルニア」も併発。

あれもこれもの活動はとても無理となりました。

というわけで、この5月いっぱいで、

まずは、スローヘルス研究会を解散。

患者懇親会活動を止めることに決めました。

最近では、僕より元気な若い人や女性を中心に、

各種の患者会がたくさん出来ていますから、

患者の皆さんの選択肢は大きく広がっています。

もう“老兵”は、

役目を終えてよい時期だと判断したわけです。

さて、これまで、ささやかながら患者の会を続けさせて頂き、

また、自分なりに本やBLOGを執筆しながら、

ひとつだけ「信念」「実践」として続けてきたことがあります。

それは「自分はあくまでも一患者であり、

医師のモノマネのような≪患者相談≫の類はしない」――、

この鉄則は貫いてきました。

なにか「冷たい考え方だなァ」と思う人もいるかも知れません。

しかし、これが、患者としては

「自然で当たり前の考え方」だと僕は思っています。

病気の症状とはそれぞれの患者毎に違い、

また、治療養生や処世判断とは、

一人一人の患者の決断次第だと・・・

長年の闘病で痛感していたからです。

もちろん、いま、「善意」に溢れ、

医師顔負けの「患者相談」に献身されている

患者会はたくさんあります。

また「相談コーディネーター」などと称する方も

おられます。頭の下がる活動です。

しかし、僕たちの患者懇親会とは、

「いのちの源である食を楽しみながら、

元気のエネルギーを分かち合う」、いわば

気楽な「患者のおしゃべり会」といったものでした。

ですから、厳格な会則の「患者会」を期待している人は、

去って行きましたが、僕の考え方に共鳴する

多く人たちが、心底、ボランタリーに集っていただいたことは、

とても嬉しく、有り難いことでした。

長年、付き合っていただき本当に有難うございました。

では、これからは、どうするかといいますと、

これまで「担ガン者ジャーナリスト倶楽部」

といった集まりも持ってきましたから、

同志の皆さんと共に、

一層の研修・提唱・組織の強化をはかり、

医療と周辺のおかしな動きにメスを入れる

こちらなりの「告発活動」も展開します。期待して下さい。

もちろん、日刊、週刊、月刊の各所からの発信は、

体の激しい急変がない限り、

今まで通り続けさせて貰います。

心トキメイて読み続けて下さい。

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