《第11号》一人の良友は百人の親類よりも尊し

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先週に引き続き、

月刊コラム「運を呼び込む 希望の法則」第2回

~ 希望→知恵→努力→言葉→縁→運→ときめき ⇒

これが≪希望達成の上昇エネルギー図≫だ ~ から

僕の体験的な≪希望の法則≫についての話の続きです。

そして、僕を決定的に挫折から立ち直させてくれたのは、

先生たちや食養生の仲間たちの

心温まる≪言葉≫だったのです。

「あきらめてはいけませんよ。

必ず、漢方薬のパワーが助けをくれます」と王医師、

「≪生命在脚下 希望在心中≫です。

手立てはいろいろあります。

じっくり治療の戦略設計図を作りましょう」と帯津医師――

微笑みながら語りかけてくれる言葉の後押しに、

僕の心身全体がポーっと

温かく包まれたことを思い出します。

古来、「言葉は力なり」

「一人の良友は百人の親類よりも尊し」

「病気は患者が治して医師は包帯を巻く」といわれますが、

≪地獄に仏≫とは、きっとこのことに違いないと思いました。

下手な薬より、言葉のパワー=言霊とは

希望達成への階層を上がっていくための

欠かせない大切な要素です。

知恵を巡らせ、努力養生を重ね、

先人の言葉のパワーに勇気づけられる――、

このステップを登っていくと≪縁≫が広がり、

≪運≫がまた≪運≫を呼び込むから不思議です。

快いエネルギー高揚の生命場(環境場)に囲まれてくると、

よ~し、メスや化学劇薬でわが身を傷めつけない、

しなやかなスタイルで「元気に長生きしよう」と

心身がトキメキに満ちてきます。

ほんとうに、ガンで延命することは

≪縁と運≫のなせる技だと痛感して、

この10数年過ごしてきたわけです。

さて、このコラムに掲げた

≪希望→知恵→努力→言葉→縁→運→ときめき≫の

≪上昇エネルギー図≫は、

≪運≫や≪縁≫という不可思議な現象が

いかに自己実現(self-realization)に係わってくるのか?

自分の生命エネルギーを

パワーアップさせる≪ステップの謎≫を

7段階に分けて絵解きしてみたものです。

ちなみに「食は運命を変える」、

だから「自分の生命は自分で操縦せよ」と食養革命を推進。

≪宇宙に包括される生命現象は

全て陰陽の相克相補によって起こる≫と理論化したのが、

ご存知、マクロビオティックの始祖・桜澤如一でした。

その≪宇宙の秩序≫の大調和・大平和原理を

≪無双(むそう)原理≫と命名。

低次元の有限生命≪人間≫から

高次元の無限生命≪宇宙≫までを7層に分け、

各階層が相補相克を繰り返しつつ、

全体の秩序が保たれていく・・・と図式化したのが、

≪宇宙の秩序≫のスパイラル(螺旋)図でした。(略)

≪上昇エネルギー図≫作成にあたっては、

この桜澤さんの図に触発されたことは確かでした。

ちょっと理屈を述べれば、考え方の基本は

「人間という小宇宙は大宇宙という生命体のミニチュアだ」

とする東洋一元論にあります。

なぜ大宇宙を意識することが重要か?

それは宇宙自然が全体を調和に保つ

エネルギーを秘めているからです。

人間という小宇宙生命体が大宇宙生命エネルギーと

一体化するときに≪対立を調和に変える≫

≪不可能を可能に変える≫、つまり、

目的実現・進化調和が奇跡の如くに

起こるのではないか?――

そう直感しつつ、図式化したのが

≪希望実現の上昇図≫です。

≪運≫や≪縁≫を、ただの偶然とあきらめるのではなく

≪成るべくして調和されるカギ≫と思ってみましょう。

≪希望→知恵→努力→言葉→縁→運→ときめき≫の

上昇エネルギー図をイメージし、

心を第7階層のトキメキ状態に持っていければ

不可能も可能になる――。

希望達成の最後のカギは≪トキメキ≫にあります。

フランスの哲学者・ベルクソンは

こうした現象をエラン・ヴィタール(生命の躍動)と命名し、

僕の主治医・帯津良一博士は

≪トキメキ≫=跳躍的な進化とは

「養生努力の積み重ねによって≪爆発≫する如くに起こる」

と唱えています。

「なんとかなるという気持ちが、

なんとかしてみせるという強い気持ち」に好転するときがあると、

あなたは思いませんか? (連載・第2回了)

≪いのちの手帖・推奨!希望達成のトキメキ養生法≫

――これが、わが家の玄米菜食パワー料理・その3≪夕食≫
(関根進著「しなやかな玄米菜食」より)
●夕食

玄米うどん(時には有機そば)と、

昼食と同じような根菜類の煮物。

玄米うどんとは玄米粉と小麦粉を

まぜて製麺したうどんで、

これも自然食品店で売っています。

シコシコと腰が強く、腹持ちもよいので

気に入っています。

うどんは「ざるうどん」風にして、海苔をまぶし、

油抜きした油揚げと、オオバ、ネギを薬味に

使います。

やはり昆布出汁の汁でいただきます。