《第31号》論より証拠!大阪の有名ホテルでもマクロビオティック料理

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昨年の暮、拙著「大正霊戦記 大逆事件異聞 沖野岩三郎伝」の続編の取材のこともあって、僕たち夫婦は、養生を兼ねて、和歌山県白浜の温泉にしばらく滞在しておりました。

ちなみに、来年2010年が「大逆事件100年」となりますので、拙著続編は、その頃までにゆっくりと書き上げようと思っているのですが、内容は「大逆事件・残徒余話―大正神哭論」といったタイトルの予定です。

これについては、いずれ機会があれば、このコラムでもまた、紹介させていただきたいと思います。

さて、白浜温泉からの帰途、マクロビオティックの総本山である大阪の「正食協会」に立ち寄り、会長の岡田定三さんと、正食クッキングスクール校長の岡田昭子さんにお会いしました。

岡田定三さんはマクロビオティック食養生法に基づいて「健康と平和」の改革運動の理論的指導者であり、岡田昭子さんは「マクロビオティック料理事始め」という名著があり、大阪はもとより全国各地で料理教室を開いて、多くの女性から尊敬を集めている食養実践家であることは、このコラムでも何度か紹介してまいりました。

そのおふたりが、わさわざ、マクロビオティック料理を出す

大阪・梅田のウエスティンホテルに招待してくれたのは嬉しいことでした。

http://www.westin-osaka.co.jp/restaurant/amadeus.html

というのは、旅に出て保養するのはいいのですが、困るのは、いつもホテルや旅館の食事でした。

別に、僕たちは厳しく玄米菜食にこだわっているわけではないので、ビュッフェスタイルの朝食ならば、適当にご飯や味噌汁や納豆や煮物を選んで食べますが、夕食は辟易とします。

和食から肉は避けてもらい、野菜の煮物などは食べますがてんぷらやマグロの照り焼きやゆでカニなどなど、豪華料理を山盛りに出されても食べきれないわけです。

海外に出かけるときは、マクロビオティックの玄米パックや味噌汁セットなどをトランクに詰め込んで出かけたこともありますが、これも大変なので最近ではブラックジンガー(玄米全粒粉)やラクティス(乳酸菌生成エキス)といった腸に毒素を溜め込まない健康排毒食品を携帯して、食後にそれを飲むことにし、いわゆる「食べて出す」ことに気遣ってきたわけです。

ですから、何日かぶりに、岡田会長ご夫妻から、ホテルのレストランでマクロビオティックの料理をご馳走になったことはとても感動的でした。

メニューは、以下のような本格的なフルコースで、薄味で、とても美味しくできておりました。

◆グランナチュール  大人 5,000円

1. 九条葱 山芋の野菜ブイヨン煮

青海苔のゼリーとトマトフォンデュ添え

2. 北海道産くりあじ南瓜のポタージュスープ

3. 有機黒米と茸、栗のリゾット

4. 冬野菜のポトフ 白味噌と豆乳風味

5. 鱈のポワレ 八角風味のカリフラワーソース

有機大根の野菜ブイヨン煮添え

6. アーモンドクラスとバナナのナポレオン

豆乳キャラメルアイスクリーム

7. 玄米御飯(胡麻塩)/玄米粥(胡麻塩)/天然酵母パン(胡麻バター)

のうちから一品選択

8. コーヒー、紅茶又はヤンノーコーヒー

「マクロビオティック」という呼称より、からだに優しい「ナチュール・キュイジーヌ」(自然料理)、健康をテーマにした「ヘルシー&スローフード」として、ホテルでは提案しているようですが、若い女性には、健康と美容の料理として人気を上げつつあるようです。

もちろん、動物性油や化学調味料を一切使用せず、素材本来の美味しさを追求しています。

ちなみに、お手ごろの値段のランチメニューも用意されています。

◆マクロビオティック基本食 料金 大人2,000円

・玄米御飯

・スープ または 味噌汁 ・根菜料理

・三年番茶/梅醤/玄米御飯/胡麻塩/ヤンノーコーヒー

(飲み物はこの中から一品選択)

そのほか「グランナチュール  大人 5,000円」より、量の少な目の「プルミエナチュール 料金 大人3,500円」というメニューもランチやディナーでリクエストできます。

中庭の景色も楽しめるゆったりとした雰囲気のレストランですから、オススメです。

もちろん、本格的なフランス料理も楽しめますから、マクロに馴染めないお仲間とも一緒に食事を楽しむことはできるわけです。