《第24号》冷えは万病のもと=ガン延命のひみつは「体を温める」にあり

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古来から『冷えは万病のもと』といわれます。

退院後、せっかく、食事療法や代替療法を続けて回復したというのに、とつぜん、症状が悪化して亡くなるケースがあります。

いろいろ調べてみると、大抵が、季節の変わり目、とくに寒さが厳しくなる11月ごろから2月ころに、アクシデントが多いのです。

ちなみに、人間の平熱は36度ですが、これが0,5度下がるだけで、免疫力が40%下がるという報告もあります。

病人の体温が下がることは死に近づくことを意味します。

僕は退院から10年たちましたが、なんども再発や転移の危機に襲われました。

しかし、上手くクリアできたのは、薬草や薬食療法で体を温めることはもちろん、日頃から携帯カイロでも湯たんぽでも、身近にあるもので体を冷やさない工夫を心がけたことが大きな理由だと思います。

えー? そんな子供騙しみたいな療法でガンに立ち向かえるはずがない――

大抵の人が苦笑いするのですが、「冷えはガンのもと」という教訓を忘れた人が、ガンをこじらせて病院に駆け込み、抗ガン剤治験薬やモルヒネを浴びせられ、死を急いだ例はたくさん見てまいりました。

病気の不調を感じると、すぐ病院に駆け込んで、薬をドサドサと服用しがちですが、化学薬とて体を冷やし、体調を崩す原因となりますから、まず「体を冷やさない」工夫を、食べ物や身繕いでこらすことが、あらゆる病気克服の基本なのです。

食べ物にしても、寒い冬の日や猛暑の冷房病にやられたときは、温かいものを食べて、陰陽調和=中庸バランスを図ることが大切です。

いくら体によいからといって、老人が野菜ジュースやドリンク剤を飲みつづけたらどうでしょう?

夜寝られないほどのトイレ通い、果ては心まで冷え切ってしまうことでしょう。

では、どうすればよいのか?

いくら検査を繰り返したり、健康食品やビタミンをとっても、それだけで改善されるというものではありません。

とくにガンはしぶとい病気ですから、食事や呼吸法の生活習慣のバランスをはかることはもちろん、季節の変わり目には薄着や冷暖房には気をつけましょう。

厳冬の冬だけでなく、冷房のきつい夏も要注意です。

「体を冷やさない」とくに「患部を冷やさない」ことが大切です。

ガンは高温を嫌い、冷えを喜びますから、夜寝る前に風呂で体を温めたり、寒い日には臆せずに携帯カイロも湯たんぽも使いましょう。