《第75号》 あなたは「ポックリ名人」になれるか?
[vc_row padding_top=”10px” padding_bottom=”30px”][vc_column][vc_column_text]「死に方上手」=「生き方上手」――、
いかに生を楽しみ、来るべき死も楽しむか?
不思議と、読んだ読者の心をときめかせる、
帯津良一先生の最新刊「ポックリ名人。」が出ました。
ベストセラー『達者でポックリ。』の続編です。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row padding_bottom=”0px”][vc_column][ultimate_carousel slides_on_desk=”1″ slides_on_tabs=”1″ slides_on_mob=”1″ arrow_style=”square-bg” arrow_bg_color=”#3083c9″ arrow_color=”#ffffff” dots=”off” adaptive_height=”on” item_space=”0″][vc_single_image image=”7260″ img_size=”full”][vc_single_image image=”7261″ img_size=”full”][/ultimate_carousel][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]僕のいのちを預かっていただき、
もっとも敬愛する帯津良一先生の渾身の新刊です。
心トキメキながら読ませていただきました。
さすが、高齢者を読者対象にしているのでしょう。
活字が大きく、箇条書きも多く、
とても読みやすい好著です。
別に、「突然死」のノウハウを教える
陰惨な本ではありません。
白隠禅師、ニーチェ、夏目漱石、モームから
五木寛之さん、ヴィソルカスさん、加嶋祥造さんなどなど
「ポックリ名人」にして且つ、
「トキメキ名人」の古今東西の面々が登場。
「ポックリ名人は死をも楽しむ」
「野垂れ死にもいいものだ」――といった
痛快な死生観とトキメキの処世訓が
たっぷり詰まった本です。
「人生とは300億年の大生命世界を折り返す旅だ」
とする帯津流の死生観ばかりではなく、
人生の最期まで
元気で充実感を持って生きるためにはどうするか?
「ポックリ名人に学ぶ食養生」
「ポックリ名人の呼吸法」などの実践法も
ユーモラスなエピソードを挟んで、
ちりばめられています。
じつに巻末までケアの生き届いた構成本なのです。
最後に「よく死ぬため、よく生きるための養生法」が、
「12カ条」にまとめて
整理されていますから、
この本を座右に置いておけば、
生きるも死ぬも自在の境地に入れるかも知れません。
さて、僕は、実に人生がアバウトで
凡人極まりない患者ですから、
もっとも嬉しく読んだのは次の挿話です。
「私の病院は、がんの患者さんに対し、(略)
お灸(びわの葉温灸)をしたり、
気功をやったりと、代替療法を併用していますから、
死ぬ場合でも、体がボロボロになることはありません。(略)
おだやかないい顔で最期を迎えます」
いい病院を選んで、ほんとうによかったと思っています。
そして、食事法の章が面白かった。
「歯を保つことが『ポックリ名人』の秘けつ」
という項目です。
「長寿の人を見ていると
ほとんどが自分の歯を持っていて、
とてもきれいです。(略)
噛むということは『ボケ防止』にもなります。」
そういう僕は、歯の半分以上を差し歯にしている
だらしのない人間ですから、
偉そうなことは言えませんが、論より証拠。
僕の知る長寿の達人で、
106歳を全うした医師の塩谷信男さんにしても、
また、103歳でいまも元気で活躍されている
教育者の曻地三郎さんにしても
ご両人とも「よく噛む」「歯を大事にする」――
これが元気長寿の一番だと語っていますから、
『ポックリ名人』の秘けつのポイントが
歯を保つことであることは間違いないでしょう。
不思議と読んだ読者を楽しくさせる
≪トキメキの元気・人生読本≫ですから、
年末年始の熟読本の一冊にぜひ加えてください。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]