2009 中国第7回国際新薬発明科学技術年会取材報告

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2009 中国第7回国際新薬発明科学技術年会取材報告

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2009年10月22日(木)から25日(日)までの4日間、がん治療薬の研究開発に長年力を注いでいる抗がん漢方の製薬メーカーからの誘いで、 中国上海「光大会展示中心国際大酒店」で開催されました「2009中国第7回国際新薬発明科学技術年会」に出席し、その内容を取材してまいりました。

がん大国と言われる日本では、年間約60万人のがん患者が毎年発生しています。患者の発生率も死亡率も世界一と言われ、男性の二人に一人、 女性の三人に一人が、死亡原因ががん死という現実です。
「がん大国日本」における医療現状のなか、がん治療専門医の大勢はより効果の あるがん治療新薬、治療法を求める一方で、患者側も高齢化社会を迎え「がん」とのお付き合いは医者任せではなく、自身のがんに対する抵抗力を高め、 標準治療(手術、抗がん治療、放射線治療)以外の漢方治療や、自然療法、食事療法など自分にあった治療法を組み合わせて 「個の治療」を選択する時代になってきていると言えるでしょう。

こうした背景の中、「2009中国第7回国際新薬発明科学技術年会」に参加をしてまいりました。

今年のテーマは、「薬物治療の最新研究開発」となり、各分野でご活躍されている教授や専門家による研究結果の発表のほか、製薬メーカーや医療精密機器メーカーなど数社による展示ブースが設けられ、地元の中国の専門家だけではなく海外からも大勢の方々が出席・参加されました。

4日間に渡るがん、免疫学、内分泌学、遺伝子、微生物、血液学など薬物治療の研究結果発表のなか、今回の展示会で唯一漢方薬によるがん治療を取り上げられたのは「抗がん漢方薬天仙液による大腸がんの抗腫瘍結果」の研究結果でした。

研究結果の発表は、実験の責任者である香港大学中医薬学院施祖榮博士によって発表され、発表後の質疑応答では多くの参加者から積極的にさまざまな質問があり漢方薬によるがん治療が注目されている様子が伺えました。

また、学会の発表はすべて通訳なしの英語による発表でしたので、参加者は、欧米やインド、中東からの学者や、専門家が多く見かけられました。

学術的な部分も多かったため、一般の方の参加が少ないことがちょっと残念でした。