《第38号》●希望の法則38 ≪食道ガン!私も切らずに生還≫――放射線+抗ガン剤+天仙液+SOD

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12年前、僕はガン病棟に、

当時としては珍しい軽量のノートパソコンを持ち込んで、

「ガンを切らずに治そう」と同時進行の闘病記を初めて書きました。

そのタイトルが「母はボケ、俺はガン」(というタイトルで、

このちょっと衝撃的なタイトルを考えたのが担当部長のKさんでした。

Kさんは、当時、40代の働き盛りのバリバリで、

「ちょっと、エグいタイトルをつけてすみません」と、

はにかんだように笑った顔をいまでも思い出します。

僕が、58歳で食道ガンを宣告され、カミサンとオロオロしているとき、

不運にも、老母がボケ症状、いまでいう認知症で入院。

まさに、老老介護、ならぬ2世代闘病の渦中に曝されたわけで、

この様子を見て、Kさんは、タイトルとしては

編集的にインパクトのある題名を考案したわけです。

さて、それから12年、Kさんとは、ほとんど会った記憶がないのですが、

この6月に、当然、メールを貰ったのです。

≪ご無沙汰しております。実は一つ相談があります。

最近、食道ガンと宣告され、がんセンターに入院することになりそうです。

一度、お目にかかりたいのですが≫

正直言って、びっくりしました。

人間の因果といいますか因縁とはおかしなものですね。

入院前に、一度、マクロビオティックのレストランで食事をしながら

僕なりの「食道ガン、切らずに治す選択肢もあるよ」

という話をくわしく説明しました。

もちろん、Kさんは10年以上、僕の闘病歴を蔭から

ずっと眺めてきた人ですから、ガンセンターの外科医に

自分の意思をはっきりと伝え、僕と同じように

「放射線+抗ガン剤」の「切らずに延命」の道を選択したようです。

3か月にわたる長い入院の結果、次のようなメールが届きました。

≪その後、放射線と化学療法を行い、

昨日、内視鏡検査の結果、ガンは見事に消えていました。

今月半ばに、さらに5日間、化学療法のため入院

して一応、当初の治療計画は終わります。

手術を回避でき、ほっとしております。

今後は関根さんのように生活改善、食生活改善に励みたいと思っております。≫

早速、僕は、お祝いと、さらなる養生アドバイスについて

返信メールを送りました。

≪Kさん、それは良かった!

とりあえず「寛解」というわけで、病院では「再発しないように」といって、

さらに抗ガン剤を投与しまくるでしょうから、

あるクールでやめてもらい、

とにかく、化学劇薬で損傷した正常細胞の活性と

からだ全体の免疫力を上げることに、養生専念してください。

いくら、スムーズに食べられるようになるからといって、

「ガンは油断大敵」です。

暴飲暴食や冷え、そして喫煙、ストレスは厳禁です。

初期治療の段階で安心したり、抗ガン剤にかかりすぎたり、

そのうえ、「再発」「転移」して、こじれた後では、

大病院の治療はますます荒っぽくなるばかりで、手遅れとなります。

もうひとつ。ガンは初期段階、そして退院直後に

多少、カネをかけてでもからだに良い「養生法」は励行しましょう。

ここが元気で長生きのキモです。≫と。

もちろん、僕のガン治療の選択肢が「万能」「万全」などと強弁はしません。

また、僕は、ガン相談やガンコーディネーターを

生業としているものではありません。

まえにもこのコラムで書いた通り、食道ガンの場合、難しい手術の

後遺症や合併症がいのちを縮める引き金となるケースが多いですから、

僕は、Kさんの「治療選択」と「生活改善」の決断に、

一先輩患者として、エールを送ったわけです。

ともかく、Kさんも、いまだ半信半疑でしょうが、

いきいきとした息吹の伝わるメールが届きました。

「アドバイスのように過ごしたいと思います。

実は関根さんのケースを参考、天仙液もSODも服用しております。

多分、相乗の効果もあったように思います。」

ま、ガンは油断大敵ですから、「切らずに腫瘍が消えた」といっても、

これからの養生次第で、どう症状が変化するかははかりしれません。

しかし、僕と同じように、

「放射線+抗ガン剤+天仙液+SOD」などの組み合わせで

結果は、一応、腫瘍が消えて「寛解」したわけです。

Kさんも、「切らずに」頑張る――という選択肢を選ばれた訳ですから、

これを「幸運」と考え、なんとしても、ガンに負けない体質改善、生活改善を

腐心して、上手にいのちをほしいと願っているわけです。

とにかく、いまのガン医療制度の基準やマスコミの論調では、

はっきり申し上げて「ガンは局部を切り取れば完治する」という

手術至上主義が常識とされています。

「ガンを切らずに治そう」などといったら、

そんな愚かな、いかがわしいことはやめたほうがよい・・・

そう警告する人が大半だと思います。

一般論ですが、もし、代替療法などで患者にトラブルが起これば、

すぐにマスコミ糾弾の格好のテーマとされてしまうのも実体でしょう。

しかし、西洋医学によるガン医療訴訟もますますあとをたちません。

ガンのような難病に負けない体質を作り、

未来に希望を抱く心身の充実を図る、「養生の知恵」をはぐくむ――

この健康観、人生観を、患者がしっかりと持つことが、

ガン克服のキモということになります。

ガン切るべきか? 切らざるべきか?

はたまた、西洋医学一辺倒に任せるか?

東洋医学や代替療法の知恵も組み合わせるか?

――この選択は、まったくの「患者の自由判断」です。

そして、「患者は壊れた機械」ではありませんから、

「切れば治る」と妄信することもかなり危険だと、僕は思っています。

極論を恐れずに申し上げれば、患者は洋の東西の優劣を決める

「医学・医術論争」などどうでもよいのです。

いのちを掴む、いや、「寝たきり長生き」ではなく、

「元気で長生き」――、これがわが掌中にできれば、

それに勝る喜びないわけです。