《第29号》●希望の法則29 食道ガンの危険度=日本人44%?――「早期発見」&「体質改善」が大切だ
[vc_row padding_top=”10px” padding_bottom=”30px”][vc_column][vc_column_text]いかに、食道ガンが手ごわい病気か?
僕の闘病記「ガンを切らずに10年延命」や
「ガンに打ち勝つ、希望の法則50」を読んだ方ならば
理解できるはずですが、[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row padding_bottom=”0px”][vc_column][ultimate_carousel slides_on_desk=”1″ slides_on_tabs=”1″ slides_on_mob=”1″ arrow_style=”square-bg” arrow_bg_color=”#3083c9″ arrow_color=”#ffffff” dots=”off” adaptive_height=”on” item_space=”0″][vc_single_image image=”7260″ img_size=”full”][vc_single_image image=”7261″ img_size=”full”][/ultimate_carousel][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]先日のNHK「ためしてガッテン」で特集された
「リスク(危険度)77倍!食道がん なる人・ならない人」では、
とても分かりやすく解説していました。
「毎年、1万人が食道ガンで亡くなっている」
「食道ガンが50代、60代に急増している」
「食道ガンに罹る危険度77倍!特に飲酒すると顔が赤くなる、
もしくは飲み始めた頃に赤くなった人は要注意」 「その原因はアセトアルデヒド(発ガン物質)が大量に作り出されてしまうためだ」――、
そして、食道ガンと「アセトアルデヒド」の関係は、このコラムでも、≪顔が赤くなる酒飲みタイプは「イッキ飲み」をやめた方がよい?≫と題して、すでに8年前に日刊BLOGで報告していた――という話の続きです。
※2002年~2008年まで連載された日刊BLOG「気がつけば、あなたもガン」はこちら。
≪顔が赤くなる酒飲みタイプは「イッキ飲み」をやめた方がよい?≫
ではALDH2とはなにか? お酒を飲んで、アルコールが体内に入ると、 アセトアルデヒドに分解されますが、 アセトアルデヒドという分解物質は極めて毒性が強く、 顔面の紅潮、頭痛、吐き気、頻脈などの不快な症状を引き起こし 悪酔い・二日酔いの原因といわれています。
さらに、このアセトアルデヒドを分解するのが、 アルデヒド脱水素酵素(ALDH)です。 1型と2型がありますが、血中の濃度が低い時には、
まず2型(ALDH2)が活躍します。 ところが、日本人の場合、約40%がALDH2の働きが弱い。 「低活性遺伝子体質」でお酒に弱い人は このアセトアルデヒドという毒素が体内血中に溜まり、 食道ガン、咽頭ガンのような上皮性ガンを併発するそうです。
さらにもうひとつ興味深い研究も報告されています。 ALDH2の不活性なタイプは、 実はモンゴロイド系にしか存在しないようなのです。 日本人44%、中国人41%、韓国人28%と言われ、欧米人ではみられません。 このタイプの人は、ごく少量のお酒でも、 気分が悪くなり、毒素が蓄積されるといいますから大変です。 やはり若き日のお酒のイッキ飲みなどは ガン予防のためにも慎んだほうが良さそうです。
とくにいまの中高年は、若い時期に、酒に煙草に、そして過食美食という生活習慣にさらされてきましたから、加齢によって免疫力がさがるにつれて各種のガンに蝕まれる危険をはらんでいるわけです。
しかし、困ったことにガンは「切る、叩く、焼く」といった機械修理のような西洋医学一辺倒の治療ではなかなかうまくいかないということも
多くの人たちが実感してきました。
というわけで、行政サイドはもちろん、医師も病院も盛んに「早期発見」「早期検査」を強力に進めるようになりましたがとくに、食道ガンは手術も難しいばかりか、「早期発見」も難しい――、というのです。
というわけで、先日のNHK「ためしてガッテン」では、「食道ガンの早期発見法」についても取り上げていましたが、次のような警鐘も鳴らしていました。
「健康診断や人間ドックを毎年受けているから大丈夫と思ったら大間違い!食道ガンはX線検査や内視鏡の検査でも早期の段階で 発見することは難しい。
「進行ガン」で見つかるケースが多い。リンパ管が近いために
ガンが小さいうちから転移してしまう。恐ろしいガンだ」
そして、「食道ガンになる人、ならない人」の分かれ道を知る予防対策だけでなく、もし食道ガンに罹っていたら・・・という人のために「早期発見法」についても言及していました。
手ごわい食道ガンも、「早期発見できれば治療の際の負担も軽い」として、 最新の内視鏡では特殊な青い光を使って、ガン細胞の中の血管をはっきりと見つけること方法=内視鏡検査のときにヨード液を使う方法です。
原理は「ヨード液を食道に吹き付けると、食道のグリコーゲンと反応して茶色に染まり、ガン細胞はグリコーゲンをすでに消費してしまっているため、色がつかずピンク色になる」――というものだそうです。
見つけにくい、5ミリ程度の早期ガンを6回も内視鏡手術でとり、元気で暮らしている患者さんも紹介されました。
僕の場合は、12年前に、ソーセージ大・6センチほどに膨れ上がった進行ガンの状態で発見されたために、生死の分かれ目をさまよったわけですが、最近は、こうした早期発見法で難を逃れている人も多いようです。
まえに、僕の同輩で、咽喉ガンと食道ガンをやはり内視鏡手術を繰り返すことによって、14年間、元気で過ごしている青山勝彦さんという方を紹介したことがあります。
医術の進歩に身を任せることも一案でしょうが、とくに、食道ガンの最大の原因は、「酒と体質」ということがこのように公の医療機関でも検証されてきたわけですから、若き日の暴飲美食、暴煙暴食を反省して、中高年になったら、人一倍、食生活の改善に励むこと――、
これが、元気で長生きの近道だと思います。
僕にしても、退院後から今まで、まさに「悔い改め」ならぬ「食い改め」て、マクロビオティック玄米菜食法や「天仙液」などの漢方療法を続け、
また、同輩の青山さんにしても、「免疫ミルク」などのサプリメントによる体質改善も欠かしていません。
日々の食生活改善・体質改善に励む――これが激増する手ごわい食道ガンから身を守る鉄則だと思います。「希望こそ良薬 あきらめは毒薬」です。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]