関根 進

1940年、東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒。
「週刊ポスト」など各種雑誌の編集者を歴任。 独立後、悪性食道がんが発見されたが、食事療法や漢方療法などのいわゆるホリスティックな治療法で 「がんを切らず」に延命して10年。自らのがん克服の体験から「スローヘルス(しなやかな健康法)」 を提唱し、いのちにやさしい患者学ネットワークの普及に努めている。

  • 季刊紙「いのちの手帖」編集長
  • 「スローヘルス研究会」会長
  • 長春中医学院大学名誉教授
  • 著書:「ガン延命学・新書」(書斎屋)
  • 「風水金運学の成功法則」(太陽企画出版)
  • 「医師と患者でつくった ガン治療入門」(NTT出版)など等著書多数

胃がんを患い、切らずに10年。毎週金曜日配信してます「いのちの手帖 web版」執筆者である関根進さん(元週刊ポスト編集長)。元気で長生き!しなやかに(スローヘルス)生きることについて、関根進さんが提唱する「スローヘルス」及び、その生き方についてお話を伺って参りました。

大屋:

長寿社会を迎えて、「がん治療後進国」とされた日本でも「がん対策基本法案」が議会を通りましたね。その現代社会におけるがん治療の考えについて、お話を頂けますでしょうか。

関根

毎年約32万人ががんで亡くなり、現実に300万人以上の人が再発と転移を心配しながら過ごしているわけですから、もはや「明日はわが身」の国民課題です。

ところがどうでしょう。がんの猛威にさらされ、薬害や医療過誤におののいている患者と家族からすれば、どう贔屓目にみても、こうした法案の内容は総花的空論、いいこと尽くめの見せ掛けといいますか、絵に描いた餅のように思えてなりません。

これから10年、20年後がん医療体制は本当に整えるのか?いやー、それを待っていたら「いのちが待たないよ!」というのが患者の本音ではないか?
だからこそ長寿災難時代を生き抜くために「スローヘルスな患者学(しなやかな創造的延命学)」を共有すべきときだ、と声を大にして申し上げたいわけです。
つまり、近代西洋医学では、目に見えないもの、立証不可能な「心・魂」といったレベルの療法はいかがわしい論理として認めませんし、皆さんのなかにもなんだかオカルトっぽいとか、宗教の臭いが強すぎると嫌う人もいるでしょう。僕は、別に宗教学者でも、神職者でもありませんから、唯物論がいいかといった論議はどうでもよろしい。

問題は、いのちはどうすれば助かるのか?どうすれば自分の納得できる人生が貫けるのか?ここが最大の関心事ですから、漢方やホメオパシー療法だけではなく、伝統的に歴史のある自然療法や、身体だけではなく、心も魂も、人間まるごとをみるホリスティック医学に、一人のがん患者として執念深く関心を持っているわけです。

また一介のジャーナリストとして、「人間のいのち」を機械修理のように扱う、近代西洋医学は間違っている・・・・・その医療制度そのものに限界がきている・・・「日本医療制度130年の空白」については、ちょっと巨視的な視点から問題提起しようと考えているからでもあります。

いま、大学病院の医師より、がんの再発不安におびえるがん患者と家族の方が、「治し」の限界と「癒し」への期待、そして、身体、心、魂を見る人間らしい「いのち学」としてのホリスティックな医学が見直したいと実感を抱いているのではないでしょうか。

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大屋:

長年のがん体験からの本音ですね。では、そのホリスティックな医学について、お話を頂けますでしょうか。

関根

もともと西洋医学には、五つの流派があり、身体だけでなく、心、魂も見る癒しの療法が広範囲に使われていました。

  • ホメオパシー(同種療法)
  • ナチュロパシー(自然療法)
  • サイコセラピー(心理療法)
  • オステオパシー(骨格療法)
  • アロパシー(異種療法)

ところが、19世紀、欧米では⑤にあげた「アロパシー」の系列が、唯一証明性や客観性のある医療として採用され、ほかの4つの療法は非科学的と決め付けられてきた歴史があるのです。

「病気は切れば治る」とする解剖医学が主流になることによって、特に先進国では自然治癒力を大切に考える「癒し」の治療が、「すべてまやかし」と排除され・・・・蔑視されたわけです。これが近代医学の歴史の流れです。たしかに、感染症や傷の手当ての即効性は高いでしょうが世の中の食環境、住環境が複雑になればなるほど手術至上主義、化学薬一辺倒の「機械修理式医療」の限界が目立つようになってきたわけです。皆さんもそう感じていませんか・・・ちょっと話が長くなりますのでご興味のある方は、「いのちの手帖」No.3」をご覧ください。

では、なぜ身体だけではなく、心、魂の人間のいのち丸ごとをみる医学が、いま期待されるのか?概略にまとめると心、魂といった目に見えない部分が、臓器や身体より上位の「いのち」のレベルと考える発想は中国、インド、チベットの伝統医学の中にあり、生命エネルギー要素に分けて、いのちの源泉を分析し、人間の体質を診てきました。

つまり、いまがん患者サイドから「治し」から「癒し」へ・・・自然療法がブームとなり、欧米でも気功や針灸、玄米菜食療法といった東洋の「癒し」の療法に高い評価を下す時代となってきました。

大屋:

はい、身体だけでなく、心も魂もみる人間丸ごとの医学のいわゆるホリスティック医学の考えが重要ですね。では、最後にがん闘病の秘訣についてアドバイスを頂きたいのですが・・・

関根

そうですね、ただ拡大手術や大量抗がん剤に苦しむのではなく、日本人にあった食事や漢方、呼吸法も併用して心身の体質を変える、ホリスティックな(全人的な)治療の組合せこそ延命の秘訣です。
これを「創造的延命学」つまりスローヘルス患者学と命名しているが、じっくり「悔い無きいのちを掴む」というコンセンサスが大切です。

ちょっと分かりづらいかもしれないが、その本意を分かりやすく説明すると「希望こそ良薬!あきらめは毒薬!」ということです。
日本人はアメリカ人ではありません。拙速な「モノマネ」と「あきらめ」は毒薬です。ゆったりと、いのち全体の繋がりを見つめ直し、希望に満ちた「生命エネルギー環境場」を、患者、家族が医療関係者と共に創り上げることが、実は最大の良薬なのです。

つまり、日々のQOLを高め、本来人間がもっている「自然治癒力」を大切にし、「心身のしなやかさ」を育むことが大事です。ようするに、手術、抗がん剤、放射線といった西洋医学の通常療法だけではなく、代替医療、中国医学、食事療法、呼吸療法、心身療法、ホメオパシーいった非通常療法も幅広く組合せ、全人間的な(ホリスティック)養生法を実践してゆくことが元気長生き、ゆったりしなやかに生きる健康法ではないでしょうか。

また、最後にもっとも重要なので、「身体を冷やさない事」です。昨年5月に夫婦して久しぶりにロンドン周りで、ウィーン、ザルツブルグ、ブダペスト、プラハと中欧をのんびり旅してきました。60代後半のガン患者の海外旅行となると、日々の行動はもちろん、健康維持もスムーズに参りません。そこで、風邪を引かないように、体を冷やさないように、携帯カイロを40枚ほど持参。また、現地では玄米菜食などできないので、我が家の健康補強食品ブラックジンガー、ラクティス(乳酸菌飲料)、バイオブランのほか、玄米パックや味噌汁パック、そして天仙液(抗ガン漢方薬)などもバックに詰め込んで、中欧珍道中に出かけたわです。

大屋:

関根さん自らの体験談を当サイト健康養生塾を通じて毎週金曜日に発信をして下さりありがとうございます。今、がんと向き合ってる患者様や家族に一言お願いをします。

関根

いま,日本人全体が直面している、 「長寿病弱国」という物心両面、心身両面の国難を解決する 近道は玄米菜食(マクロビオティック)だと思います。「薬食同源」に基づいた日本人らしい伝統発想が、 体直しや病気癒しに結びつくのです。 普段の食生活の中で肉食、脂肪食、砂糖食過多ではいけません。まずは食を改め、そこからあなたにあった治療法を見つけることです。

健康養生塾は、ホリスティック医学から漢方医学まで、QOL=クオリティ・オブ・ライフ(生活の質の向上)のため幅広く情報を配信なさってますね。私自身が治療で取り入れた食事療法や漢方療法も参考にきっとあなたにあった治療法があります。

また、私が取り入れた漢方薬療法である抗がん漢方薬「天仙液」は、健康養生塾サイトでも情報を聞くことが出来ます。

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