メディアージュクリニック青山

【経歴】

  • 1992年3月 聖マリアンナ医科大学医学部医学科卒業
  • 1998年3月 聖マリアンナ医科大学大学院博士課程修了
  • 1999年4月 カナダモントリオール McGill大学医学研究員
  • 2004年4月 聖マリアンナ医科大学附属病院産婦人科医局長
  • 2006年 メディアージュ青山通りクリニックへ
  • 2006年度 東京女子医科大学附属青山女性医療研究所
  • クリニック美容医療科研修を経て現職
  • 2008年7月 医療法人社団MEDIAGE メディアージュクリニック青山 院長就任

【資格】

  • 医学博士 日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
  • 日本医師会認定産業医
  • 初期臨床研修医指導医
  • 日本臨床抗老化医学会認定ニュートリションサプリメントアドバイザー
  • 米国CENEGENICS医学研究所認定医

【専門】

  • 産科婦人科
  • 不妊治療
  • 総合ホルモン療法
  • サプリメント療法
  • 美容皮膚科

【所属学会】

  • 日本生殖医学会
  • 日本抗加齢医学会
  • 日本抗加齢美容医学会
  • 日本温泉気候物理医学会
  • 米国アンチエイジング医学会(A4M)

Hospitality(おもてなし)、Beauty(美しさ)、Health(健康)、Healing(癒し)、Relaxation(くつろぎ)・・・女性の誰もが心に抱いてるきれいになりたい、若さを保ちたい、お肌の悩みを解決したい、そんなみなさまのお気持ちにお応えするために、メディアージュクリニック青山は「ホスピタリティ」にあふれたリラクゼーション・プレイスとして日々進化しています。 医師を始めスタッフ全員が、感謝とおもてなしの気持ちを持って患者様と接しており、心温まるサービスを提供してます。
心からリラックスできる落ち着いた空間で患者様と接しておられます椎名邦彦院長先生に外面、内面的な女性の医療向上についてお話を伺って参りました。

大屋:

貴院に初めて伺ったとき、落ち着いて静かな院内であり、病院の雰囲気ではなく「体の美容室」と印象を持ちました。外見の美容でなく、内面の美容を心がけてる貴院についてお聞かせください。

椎名先生

当院は開院して6年目となります。立地的に青山周辺は美容のクリニックは多数ありますが、当院は、婦人科とプラセンタ療法を中心とする女性のためのクリニックとして開院しました。また、門戸を広くして美容、婦人科だけでなく、アンチエイジングや統合医療、漢方療法を取り入れたトータル的な医療を提供しています。
今までは美容は美容皮膚科、婦人科は婦人科に特化しており、お互いの交流がありませんでした。しかし、今では美容を受けながら婦人科検診・相談を受けることができ、トータル的に患者様を診ることができるようになりました。
また、婦人科の診察は何となく行きづらいと感じる方もいらっしゃいますが、当院には多数の診療科があるので、まわりの方に知られずに気軽に婦人科の診察にいらっしゃることができるようになっています。

大屋:

女性の視点に立ちました医療を心がけいる中で、最近は年齢に限らず若い人の更年期症状が増えてきました。増加の背景をお聞かせください。

椎名先生

仕事が忙しく、不規則な食生活を送る中で生活リズムが崩れストレスを抱えている女性が多くなってきました。
若い人にイライラや肩こり、生理の不定周期が起こると「更年期症状では?」と思われがちですが、医学的には「月経前緊張症(げっけいぜんきんちょうしょう)」と言って、ホルモンバランスが突然変化することによって更年期に似た症状が現れます。また、必要な栄養バランスが崩れることによってうつ状態になったり精神的に不安定な時期を迎えてしまいます。
こういった場合、日常の食生活を正し、栄養バランスを整えることで体の不協和音を緩和することができます。また、食事では補えない栄養についてはサプリメントや漢方を、食生活の中に組み合わせることも効果的です。

大屋:

更年期症状の症状が現れる前に、日常生活の中で自分自身で判断しケアをするには何が大切でしょうか?また、貴院で行っております治療についてお聞かせください。

椎名先生

上記の回答と重なる部分もありますが、予防的にサプリメントや漢方を組み合わせることです。
当院には更年期症状の前兆として疲れやすい、モチベーションが向上しないという患者様が多くいらっしゃいますが、必要な場合には、当院で行っております「メディカルエステティック」のトリートメントをお勧めしています。深いリラクゼーションをもたらし、自然治癒力を高め、体を修復して疲れを癒します。
患者様一人一人とカウンセリングを行い、サプリメントや漢方、プラセンタ療法や医療エステなど、その方の症状に合わせたサポートを行っております。
若い女性で多いのは、生理不順が上げられます。女性の場合は、冷えの方が多く、そこから体調を崩しがちです。体を温めることが大切であり代謝を良くするために食事のアドバイスも行います。
エステの分野ですと、特定の病気で来院する方は少ないですが、生活習慣病や女性を悩ませる肥満には、高周波と赤外線レーザーによる治療を行い、皮下脂肪を減少させます。肌荒れやにきび、シミで悩んでる方にはビタミン点滴を行っております。
50歳前後から骨が弱くなったり女性ホルモンの分泌で悩む人も増加しております。当院ではアンチエイジングの検査も行っており、骨密度を測ったり、血管年齢、体組成を検査し、今後の日常生活の中で予防医療も実施してます。
大切なことですが、婦人科では20歳から血液検査を含めて年1回の検査を薦めています。

大屋:

貴院では「ヒト成長ホルモン補充療法」を行っておりますが、どのような治療なんでしょうか?お聞かせください。

椎名先生

仕事がハードであり、家事や子育てに追われて体調のケアを怠る女性が増えてます。若い年代と比べて体力や集中力、記憶力が低下し、さらに気持ちが落ち込みますとネガティブの考え方に傾きがちになります。これらの加齢に伴う心身の衰えは、体内の成長ホルモン(hGH)分泌量の減少によるものです。hGH分泌量は思春期をピークに30歳から40歳代にはピーク時の約2分の1の分泌量に減少してしまいます。成長ホルモンは身体の成長や代謝に関与する重要なホルモンで、「若返りホルモン」といわれています。その減少した成長ホルモンを補充することで、心身共に若返り、活力溢れるエネルギッシュな毎日を過ごせることが可能になるのです。

HGH(Human Growth Hormone)の補充による期待できる主な効果
  • エネルギーレベルの向上
  • 肌の若返り
  • 視力の向上
  • 適正血圧の維持コレステロール値の正常化
  • 性的機能の強化
  • 毛髪の再生
  • 免疫能力の向上
  • 骨密度の維持
大屋:

椎名邦彦院長先生が考えます今後の女性の医療についてお聞かせください。

椎名先生

今後の医療の中で大切なことは病院とクリニックの役割分担を明確化し、連携を充実させることです。
大きな病気を患ってる方は大学病院や総合病院で治療を受けるべきであり、クリニックの役割は病気になる前の体調管理・健康維持を目的とした患者様を心身共にトータル的にサポートする治療です。
また、日本国内では女性が安心して受けられる女性専用病院が不足しています。当院では将来的には「女性医療科」の確立を目指しています。一人の女性の悩みをそれぞれの担当分野の医師が診るのではなく、一人の医師が外面から内面までゆっくり解決できればと思っております。
そして、会社ごとに産業医を置くことにより、クリニックと連携をすることが望まれます。より一層の医療を提供することができます。職場でも社員個々を管理することが大切となってきます。